デベロッパー（売り主）が未公開物件にする理由ってなに？

売主の事情で未公開物件になることがありますが、例えば経済事情が厳しく早く売りに出したい場合や、近所に売却理由を探られたくない場合、近隣トラブルを避けたい場合などが主な理由です。近隣トラブルの場合、売りに出したことで見学者が殺到しご近所に迷惑をかけてしまった等を想定して、未公開物件とすることが多いようです。様々な売主がいますので、理由はこれだけに限らないとは思いますが、大体の方がこのような理由で未公開にするそうです。

売主の事情でも少しご説明しましたが、やはり一番避けたいのがご近所同士のトラブルですね。インターネット上に物件を公開するということは、何人もの人がその情報を目にしますので、欲しいと思う方も沢山いらっしゃるでしょう。そうすると、見学者が殺到することになり、騒音トラブルなどに繋がってしまい、ご近所からのクレームや揉めてしまったなどのケースが多々あるそうです。こうした結果を避けるために、あらかじめ未公開としておく売主が多いそうです。

未公開物件にすることで、買い手と売り手の両サイドから不動産会社のシステムである仲介手数料を得ることができるということになっています。この場合、この手数料で得られる利益を逃したくないということから敢えて物件を公開しないという手法ととるのです。

一般公開をしなくても物件購入希望者が自然と集まってくるような人気の物件は、敢えて未公開扱いにするそうです。良い買い手に選んで欲しいからという売り手側の願いもあり、誰でも閲覧できるのではなく限定された人しか閲覧できないようにして、本当に欲しい人だけに集まってもらうようなイメージですね。立地も物件も好条件の場合は、公開しなくても問い合わせなどもたくさん入ってくるので売れない心配があまりないようです。